電子書籍の作り方  2008年1月21日更新

最近、電子書籍の利用が増えてようです。私も出版したいと思い、電子書籍について調べて見ました。
電子書籍にも、いろいろな形式・ツールがあるようです。

■自作出版の例
夢主義社会」ホームページで公開していた内容を、書籍の形にまとめてみました。
詳細はコチラ → 電子書籍PDF:夢主義社会 ※「でじたる書房」で御購入願います。

■電子書籍の形式・ツール一覧
分類 販売元 商品名 価格
Adobe PDF形式 アドビ システムズ社 Adobe Acrobat 3D 129,400円
Adobe Acrobat Professional 54,800円
Adobe Acrobat Standard 34,800円
ソースネクスト株式会社 いきなりPDF Professional 3 2,970円
株式会社クセロ クセロPDF 無償
BBeB形式 キヤノンシステムソリューションズ Book Creator 73,500円
でじブック形式 でじたる書房 でじブックメーカー 無償
<出展できるサイト>
サイト名 取扱形式 出展費用 備考
eブックランド BBeB形式 Adobe PDF形式 出展有料  
でじたる書房 でじブック形式 Adobe PDF形式 出展無料  
@pay(アット・ペイ)」
2007年9月20日で
サービスを終了
※デジタルコンテンツの全て ライブラリ利用の場合
月額200円
自分のサイトで販売
@nifty会員同士で売買

<Adobe PDF形式の作成手順>
Microsoft Wordで作成した文書を、Adobe Acrobat 8 Professionalで、PDF形式に変換する手順を説明します。
単なるPDF形式ではなく、目次をクリックすると目的のページを表示できる「リンク機能」を主に説明します。
それも、Acrobat側でリンクを付ける操作ではなく、Microsoft Wordの目次作成機能を利用します。
※私は未だAcrobat初心者ですので、内容に誤りがあるかも知れません。御了承の上、参考にして下さい。

◎Microsoft Wordでの操作:↓

1.本文を作成

2.見出しスタイル設定:
  自動的に目次を作成するために、本文中で、目次にしたい見出しにスタイルを設定します。
  今回の説明では、組み込みの見出しスタイルの見出し1〜3を使います。     

見出し1 第一章のような大見出し
見出し2 その下の中見出し
見出し3 一番下の各文書の小見出し

  ・目次にしたい文字列を選択
  ・[書式] メニューの [スタイル] をクリック
  ・[スタイル名] ボックスの一覧で、適用するスタイルを選択し、[設定] をクリック

3.スタイルの書式変更:
  上記で、スタイルを設定すると、フォントサイズ等がスタイルに設定された書式になります。
  ・[スタイル名] ボックスの一覧で、適用するスタイルを選択し、[変更] をクリック
  ・[書式] をクリック。フォント等を選択して変更して下さい。

4.目次の生成:
  ・本文中の全ての見出しにスタイルを設定後、先頭ページに戻り、目次を挿入する位置をクリック
  ・[挿入] メニューの [索引と目次] をクリックし、[目次] タブをクリック
  ・書式等を選択して、OKをクリックすると、目次が自動的に作成されます。
   ※目次のページ振りも自動で行われます。
   ※各文書のページは、[挿入] メニューの [ページ番号] をクリックして設定

  ・目次のページが、横になっていますので、これを縦にする手順:
   目次と関係無いページで、仮に3桁の半角数字を入力し、これをカーソルで選択します。
    ※目次のページ数を、直接選択できないようなので、このようにします。
   [書式]メニューの[拡張書式]→[縦中横]をクリック
   [全て変更]をクリック ※これで、目次のページ数も全て変更できます。
   何文字以内の数字を入力して、[次を検索]をクリック
   [全て設定]をクリック
   これで全て変更されます。
   ※仮に入力した3桁の半角数字は消して下さい。

5.ここで、一度、文書保存して、Microsoft Wordを終了して下さい。

 Adobe Acrobat 8 Professionalのインストール
  ・30日体験版を利用できます
  ・Acrobatをインストールすると、Microsoft Wordアプリケーションに、
   Acrobat PDFMaker ツールバーボタンと、Adobe PDF メニューが追加されます。
   Acrobat を開かなくても、Microsoft Wordのツールバーボタンと、PDF メニューで操作できます。

6.Adobe PDF 変換設定の変更:
  ・再度、Microsoft Wordを起動して、文書を開いて下さい。
  ・Acrobat PDFMaker ツールバーボタンと、Adobe PDF メニューが追加されているはずです。
  ・ここで、いきなり、「Adobe PDFに変換」ボタンをクリックして、変換すると、無用なしおりが膨大に作られて、作られたPDFの目次を開く際に時間が掛かるので、Adobe PDF 「変換設定の変更」で設定を変更します。
  ・[Adobe PDF] メニューの[変換設定の変更]をクリック
    [設定]タブの[アプリケーション設定]で、[PDFファイルにリンクを追加]にのみチェック。
    [Word]タブの[Word機能]の設定で、[相互参照と目次をリンクに変換]にのみチェック。
    [しおり]タブの[しおり]の設定は、チェックを全て外す。
  ・「Adobe PDFに変換」ボタンをクリック。
   ※変換には、数分掛かるようです。
  これで、目次からのリンクが可能なPDFが作られます。

◎Adobe Acrobat 8 Professionalでの操作:↓

7.ページレイアウトの変更:
  ・作られたPDFを、Acrobat 8 Professionalで開いて、ページレイアウトの変更を行います。
  ・単行本サイズの書籍の場合、下記の設定にした方が見安いと思います。、
     見開きページ:一画面に2ページ表示ずつ表示
     右綴じ:右側に前のページ、左側に後のページを表示
  ・[ファイル] メニューの [プロパティ] をクリック
  ・[開き方] タブの、[ページレイアウト] で"見開きページ"を選択
  ・[詳細設定] タブの、[読み込みオプション]の[綴じ方]で"右"を選択

8.保護の設定:
  閲覧した他の人が、勝手に内容を編集できないように、パスワードで保護します。
  ・[セキュリティ] ボタンをクリック、[パスワードによる暗号化] をクリック。
  ・[文書の印刷および編集を制限] にチェックして、権限パスワードの入力及び他の項目を設定して下さい。

 設定完了後、上書き保存して下さい。

9.インターネット上に公開:
  作成したPDFファイルを、インターネット上のサーバにアップロードすれば、他の人に見てもらうことができます。

◎Adobe Readerでの操作:↓
  ・[表示]メニューで、自分の好みの表示で、見ることができます。

■自作出版(電子書籍)の例
夢主義社会」ホームページで公開していた内容を、書籍の形にまとめてみました。
詳細はコチラ → 電子書籍PDF:夢主義社会 ※「でじたる書房」で御購入願います。


■その他
1.Wordで、フォントの一括変換:
  文書を作成した後に、標準で使っていたフォントサイズを一括して変更したい場合に便利です。
  ・[編集] メニューの [置換] をクリック
  ・[検索する文字列]にカーソルがある状態で、
   [オプション]ボタンをクリックすると、下に検索オプションが表示されます。
   [書式]ボタンをクリックしてフォントをクリック、変更前のフォントを指定します。
   ※入力欄の下に、指定したフォントの種類が表示されます。
  ・次に、[置換後の文字列]にカーソルを移し、同様に、変更後のフォントを指定します。
  ・[すべて置換]で一括変換されます。


2.Wordで、罫線の消し方:
  ページの最後に、細く薄い線が1本表示されていました。
  いつから、何故、表示されるようになったのか不明です。
  カソールを近付けると、移動可能ですが、消す手段が長い間、分からず放置していました。
  私は、今まで、罫線は表を作る線だけだと思っていたのですが、他にも色々あることが分かり、
  今回、ようやく消すことができました。
  ・罫線には、表を作る罫線と、文字・段落・ページに対する罫線があるようです。
  ・表を作る罫線は、[罫線]ツールバーの消しゴムや、[罫線]メニューの[削除]で消せます。
  ・文字・段落・ページに対する罫線は、[罫線]メニューの[線種とページ罫線と網かけの設定]で消します。
  ・但し、この場合、罫線に対する文字・段落・ページを適切に選択した上で、
   [線種とページ罫線と網かけの設定]をクリックしないと、罫線を消すことができません。
   ここが「消せない罫線」の原因のようです。
  ・罫線に対する文字・段落・ページを適切に選択した上で、[線種とページ罫線と網かけの設定]をクリックすると、
   ダイアログボックスの[プレビュー]欄に、その罫線が表示されています。
   その状態で、[罫線なし]を選択すると消すことができます。

3.参考:「お手軽出版ドットコム」の「ワードの基本操作」が参考になります。c

■自費出版(実際の本)の例

最近、格安の自費出版が増えているようです。
従来の十分の一程度の費用で、出版できます。
但し、
・自分でワープロで作成し
・自分で校正・校閲を行い
・自分で表紙のデザインも作成します。
この辺の作業を、出版社に依頼すると、やはり高くなります。
また、本文の編集を依頼した場合、著作権の問題も出てきます。

電子書籍を作った方は、その原稿をそのまま出版社に出せば良いので、自費出版も検討しては如何でしょうか。

私も昨年、「夢主義社会」を出版しました。
※自費出版です。
ブイツーソリューション:お手軽出版ドットコム
で、 200部で30万円でした。
格安だったので、出版することにしました。
お墓やお葬式にお金を使うよりも、出版にお金を使った方が価値があると思います。

おそらく、一冊も売れないのが現実だと思っています。
国立国会図書館に一冊納本されるそうで、それで充分と考えています。
自分が死んだ後も、自分の考え方が本として残るのは、とても嬉しい事です。
本は、自分の分身と言っても良いでしょう。
それが30万円で叶うならば、安いと感じました。
売れ残った本は、他の図書館に置いてもらえるように、頼んで見ようと思っています。

ブイツーソリューションでは、電子書店パピレスに委託もできるので、電子書籍としての販売も可能です。
電子書店パピレスでは、携帯版も有ります。

実際の本にする場合の注意点

1.フォントサイズ

電子書籍を作った方は、その原稿をそのまま出版社に出せば良いのですが、
但し、実際の本のサイズ、フォントサイズ、字間、行間によって、改行、改ページが違ってきます。
1行だけのページができたり等、不本意なところで、改行、改ページが行われたりします。
逆に、文字数と行数を指定すると、字間、行間が狭過ぎたり、広過ぎたりします。

パソコンのプリンタで印刷して確認すれば良いと思うのですが、
実際の製本時に使われるフォントサイズと少し異なるようです。
私の場合、パソコンのプリンタでの印刷の方が、1ポイント程度大きくなっていました。

この点は、事前に、出版社から印刷サンプルをもらって、十分に確認する必要があります。
私も事前に、印刷サンプルをもらって、フォントサイズを10ポイントに決めました。
フォントサイズは10ポイント未満では、小さ過ぎる感じがします。

パソコンのプリンタでの印刷でも、PDF形式にすると、かなり正しいサイズで印刷されるようです。

2.出版社との契約

・著作権は自分にあること
全て自分一人で本文を編集していれば、当然、著作権は100%自分にあります。

・本の買取義務を負わないこと
自費で印刷した本を、出版社に預けているだけですから、買取義務は有り得ません。

・国立国会図書館への納本は国の制度
出版物は、必ず1部、国立国会図書館に納本することが、法律で定められているそうです。

自費出版の会